刺繡糸がねじれる・よれるのを防ぐ方法とからまったときの対策

刺しゅう糸 ねじれる よれるハンドメイド・手作り

刺繍をしているときに困るのが、刺しゅう糸がからまったり、ねじれたり、よれてしまうことです。作業途中で刺繍糸がクルクルとねじれたり、裏側を見たらからまっていたという経験はありませんか。そんな悩みを解消できるように、ねじれてしまった状況別に対策方法やアイデアをまとめました。

刺繍関連の記事一覧はこちらです。

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刺しゅう糸:取り出すときにからまる

刺しゅう糸を束から取り出すときにからまってしまうと、せっかく作業しようとしたのにモチベーションが一気に下がってしまいますよね。

刺しゅう糸を取り出すときに、からまらないようにするコツを短くまとめました。
ポイントは2つです。

長く取ろうとしないで、40~60cmぐらいにしておく。

②6本どりの刺繍糸から2本取り出すときは、2本一緒ではなく、1本ずつ取り出してそのあと2本に合わせる

2本一緒に取り出してみるとわかりますが、2本が微妙にからまっている場合が多いです。
1本ずつ取り出して少し糸をしごいて(軽く引っ張って)ねじりを直しておくのもいいかもしれません。

刺繍糸の束から取り出す時点で毎回からまってしまうという方、もう少し詳しい説明を読みたい方は、下記の記事も参考にしてください。

刺繍糸の最初使い始め、糸のほぐし方や引き出し方(抜き方)を説明

刺繍枠と刺繍手作りセット

刺しゅう糸:刺しているときにからまる

夢中になって糸を刺していて、途中から持っている糸がぐるぐるとねじれてしまう場合の対処法です。気がついたら裏側がぐちゃぐちゃになっていた、とうのはショックが大きいですよね。そうなる前に下記の点に注意して刺しましょう。

針から手をはなす

持っている刺繍糸がねじれてきたら、手をとめて針から手をはなしましょう。

布から針がぶら下がるように逆さまにすると、針がくるくる回ってねじれがとれます。

糸の端をもって軽くしごく

針から手をはなしても刺しゅう糸のねじれが直らないときは、次のようなことを試してみましょう。

針を糸の端までずらして(布とは反対側の端)、針が糸から抜けないようにその端を持ったまま、もう片方の手で軽く糸をしごきます

刺繍と刺繍枠のイラスト

刺しゅう糸:完全にからまってしまった

ほどき方のコツ

それでも作業途中でからまってしまったら、あせらずに糸をときましょう。

① 刺しゅう糸を引っ張らない
力を込めて糸を引っ張ってしまうと、さらに固くからまってしまいます。

② じっくり観察・慎重にほどく
どこでからまってしまったのかをよく見てみましょう。
実はからまっているのは一か所だけかもしれません。からまってしまった部分を見つけて、その部分に針の先端を入れます。

玉結びなどになっているときには少しでもに輪っかを大きくして、針が通せるくらいにします。
あせらず時間をかけて、慎重にほぐしていきましょう。

刺しゅう糸:からまないように作業するコツ

おすすめ!『糸用ワックス』を使う

糸用のワックスを使いながら作業してみてはいかがでしょうか。刺しゅう糸のからまりやねじれを防ぎながら作業をすすめることができます。

糸用ワックスは糸のすべりをよくします。毛羽立ちを抑え、糸のからまりを防いでくれるものです。刺しゅう糸を布に通すときにもなめらかになり、からまりにくくなります。

こまめに裏側をチェック!

刺しゅう糸を刺している途中で、布の裏側こまめにチェックしましょう。

早く気がつけば、少しのねじれですみますし、からまってしまっても慎重に作業できます。

単純ですが、刺しゅう糸のねじれも裏側のからみも、刺しながらこまめにチェックすることが大切です。

刺しゅうの裏側をきれいに刺したいときに参考になる記事はこちらです。

クロスステッチや刺繍の裏側をきれいに見せる刺し始めのコツ

レイルロードという方法で刺す

刺しゅう糸2本どりの場合、レイルロードという方法で刺していきます。

刺すときに、二本の糸の間に針を入れていく方法です。

まとめ

刺しゅう糸がからまってしまったり、ねじれてしまったりするときの対処法アイデアを紹介しました。

刺しゅうに関する記事一覧はこちらです。

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