クロスステッチのチャコペンとグリッド線の引き方、印のつけ方

ハンドメイド・手作り
本ページにはプロモーションが含まれています。
スポンサーリンク

クロスステッチを刺すときの印付け、クロスステッチを刺すときのグリッド線、引き方を説明します。

・チャコペンで描いた線が消えなかったらどうしよう。
・刺している途中で目印が消えてしまったらどうしよう。

そんな心配がある方向けに、クロスステッチの目印(グリッド線)クロスステッチの印(グリッド線)の引き方、おすすめのチャコペン、フリクションペンなどを紹介します。

刺繍関連の記事一覧はこちらです。

クロスステッチの印(グリッド線)の付け方

クロスステッチのグリッド線に使える方法をいくつかご紹介します。
どの方法がベストかというのは図案の大きさや複雑さや布の種類、作業環境によっても変わってきます。

ご自身で実際にいろいろな方法を試してみるなど、作業しやすい方法を探していく参考にしてください。

ペン先の細い、水で消えるチャコペンを使う

手芸で一般的に使われているチャコペンはグリッド線にも使用することができます。
グリッド線についての説明はこちらにまとめてあります。

チャコペンはさまざまなメーカーから発売されており、インクの色やペン先の太さの種類も豊富です。このチャコペン、シンプルな鉛筆タイプもありますが、描いた線が「自然に消える」タイプと「水で消える」タイプもあります。

クロスステッチのグリッド線に使う場合は、①細かい作業のためペン先の細いタイプの、「水で消える」チャコペンがおすすめです。

自然に消えるタイプの場合、せっかくグリッド線を引いても作品が完成する前に消えてしまう場合があります。長い時間をかけて大きな作品を作るときには注意が必要かもしれません。

刺繍枠と刺繍糸のイラスト

ペン先が細くて使いやすいチャコペン(水で消えるタイプ)としておすすめなのは、「水で消せるチャコパーArtist(極細)」です。こちらの商品の色は青と茶色の2色の展開となっています。
なお、ペンと布の相性によっては水で消えにくい場合もありますので、布全体にグリッド線を引く前に、必ず布の端の方でペンの消え具合を試すようにしてください。

注意点としては、水で消えるタイプのチャコペンは、湿気の多い時期などに商品によっては水でぬらさなくても色が薄くなったり消えてしまう可能性があることです。大きな作品などは様子を見ながら刺していくとよいと思います。

フリクションボールペンを使う

クロスステッチのグリッド線には、フリクションボールペンを使う人も多いです。
フリクションは付属のイレイサーで消しゴムのように消せるボールペンで、イレイサーでこすることで発生する摩擦熱によってインクの色が消える仕組みです。
この「熱で消える」という特性を利用して、作品を仕上げた後にアイロンをかけることでグリッド線を消してしまいます。

フリクションは、ペン先の細さや色の展開がチャコペンよりも多彩なため、お好みの色や書き心地を選びやすいですし、コンビニでも買える手軽さもあります。
また、フリクションで引いた線は、暖房のすぐそばに置いたり直射日光を当てるなどしてかなり高温にならないと消えないため、「うっかり消えてしまった」ということはほとんどありません。

注意点としては、フリクションのインクは、アイロンによっていったんはきれいに消えてもその後に
低い温度まで冷えると再び色が出てしまう場合があります。
このため寒冷地などでは飾っている間にグリッド線が浮き出てしまうといったことも可能性としては考えられます。
万が一浮き出てしまっても目立たないよう、なるべく薄い色のフリクションボールペンを使うなど、注意が必要かもしれません。

おすすめのフリクションボールペンはこちらです。

しつけ糸を使う

ペン等でグリッド線を引く代わりに、しつけ糸で目数の印をつける方法もあります。
糸をほどいてしまえば布に跡が残ることがないので安心です。
ただし、ステッチする際に印の糸を縫い込んでしまわないよう、適宜印の糸をほどきながらステッチすることになりますので、線を引くよりも作業の手間はかなり多くなるというのが難点です。

また、印の糸をほどくときにステッチした部分の糸を間違えて切ってしまうというリスクもあるので注意が必要です。

印つけ方法選びのヒント

全面刺しの場合

全面刺しの場合は作品作りにかかる時間が長くなる場合が多く、色替えが多いなどステッチ自体が複雑なものも多いため、消えにくさを最優先したい人が多いと思います。
また、全面刺しの場合は細かい目の布を使うことも多くなるので、ペン先はできるだけ細い方がやりやすいですね。そういった場合はフリクションが便利だと思います。

淡い色の図案の場合

淡い色の図案の場合は、気温の低下の影響でインクの色が浮き出てきた場合に、ステッチをした部分でもグリッド線が透けて見えてしまう可能性があります。
そのような図案では、水で消えるタイプのチャコペンを使う方が安心だと思います。
水で消えるタイプのチャコペンでも、必ず布の端の方で、水で完全に消えるかどうかを試してから使うようにしてください。

余白の多い図案の場合

余白の多い図案では、全体にグリッド線を引いてしまうと万が一グリッド線が消えなかった場合、せっかくの作品が台無しになってしまいますので、グリッド線を全体に引くことはおすすめしません。
図案全体の目数の印はしつけ糸でつけて、図案が複雑な部分のみグリッド線を描くようにするとよいでしょう。

刺繍をする女の子のイラスト

グリッド線とは

刺繍には布に直接図案を描き写す方法と、布には図案を描かず布目を数えて刺繍していく方法があります。この布目を数えながら刺繍していく技法を「カウントステッチ」と呼びます。
クロスステッチもカウントステッチの一種です。

クロスステッチでは、紙に印刷された図案(チャートと呼ぶ場合もあります)通りの目数を指定の色の糸を使って布に刺繍していきます。
図案が小さく単純なものの場合は特に布に印をつけなくても問題はありませんが、大き目の図案や色数が多い図案など、複雑な図案を刺繍する場合は、10目ごとに布にチャコペンなどで補助線を引いておくと便利です。
この補助線のことを「グリッド線」と呼びます。

まとめ

クロスステッチの印つけ方法を紹介しました。
作る作品によって、図案によって選択肢は変わってくるかもしれません。作品作りの参考にしてください。

刺繍関連の記事一覧はこちらです。

error: